タイヤ交換をした。3月中にスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換するなんて前代未聞、ここに住んで46年経つが初めてのことである。もう雪は降りそうにない。40年前は5月6月に交換なんて当たり前だった。いかに温暖化が進んでいるかがわかる。
ガソリンスタンドで交換してもらうのだが、問題は交換のためのノーマルタイヤをクルマに積み込む作業である。私はよせばいいのに5年前、クルマを車高の高いSUVにした。当然タイヤは大きく重い。これをクルマに積み込む作業は大変である。初めの頃は息子に頼んでいたが、彼は忙しくてほとんど家にいない、そこで去年から自分で積み込むことにした。ダイレクトに積むのは私の腕の筋力では無理なので、色々考えて二段階に分けることにした。ちょうどいいコンテナを探してきて第一段階はこれに乗せる。第二段階は渾身の力を込めてタイヤを持ち上げて車に乗せる。こうやって4本積み込む作業をやった。隣のおばさんは「79歳のお婆さんがそんなことをしてはダメよ。それこそ年寄りの冷や水というのよ!筋肉を痛めて寝込むことになったらどうするの!」と怒られた。71歳の彼女は五百円でウチの孫を使ってタイヤの積み下ろしを頼んでいる。今年から1000円に値上げしたそうであるが。
しかしである。いくら歳をとっているからといって、できる可能性を摘んでしまってもいいものか。無理をするのではなく出来る可能性を探りながら工夫して実行する。これが私にとって生きるということのひとつの意味であるように思う。それが不可能になったら孫や息子に頼もう。でも謝礼なんかやらない。孫は送り迎えというクルマの恩恵を存分に受けているし、息子には義務として果たしてもらおう。タイヤ交換をすると、やっと咲いた花とともに”春”を実感する。



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